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「風」

  • 悠冴紀
  • 2016年2月4日
  • 読了時間: 1分

風はいつも冷静で どんなにうまく自分を隠しても 思いのすべてを見透かしてしまう 風を冷たく感じるとき 自分は風より温かく 風を温かく感じるとき 自分は風よりも冷たい 風はすべての人間に平等に吹く 人がまるで檻の中で凍える獣のように冷たいとき 風は温かく吹き巡り 人がまるで煮えたぎるマグマのように熱いとき 風は冷たく吹き荒ぶ それはまるで 神々の呼吸のように・・・ そしてまるで 裁きのように・・・・・・

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※1992年(15歳)頃の作品。 注)私の作品を一部でも引用・転載する場合は、必ず『「風」悠冴紀作より』と明記してください。   自分の作品であるかのように公開するのは、著作権の侵害に当たりますm(__)m


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