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悠冴紀

須磨海浜水族園2016年6月~サメ篇


須磨海浜水族園のシロワニ(鮫)

皆々様、お待たせしました~☆彡

須磨海浜水族園の再訪記後半、待望のサメ篇です!! 🎊

(※スマスイ日記の前半はこちら

…… え? 待っていたのは私だけ??? 汗

いやいや、少数派のシュミを舐めてちゃいけません!

最近私の周りではサメ好き仲間が増えつつあって、

だんだんと需要が出てきているんですよ~、サメ話 ♬

捜せば意外と全国のあちこち、世界のあちこちにいるものですよ、

サメにぞっこんな人、サメに憧れている物好きな人たちが ( ̄ー+ ̄)♪

ところで、この日記の最初に載せている上の画像 👆 は、

スマスイの大水槽にいる私の心の恋人(いや、恋魚?笑)、シロワニ殿下です!!

この写真自体は、残念ながら私が撮影したものではなく、水槽前に表示されていた、スライドショー形式で魚の種類を紹介する電子パネル(?)のものです。あんまり綺麗に撮れていたので、思わずパシャリと自分のカメラにも収めさせてもらいました f^_^;

ちなみに、私が自分のカメラで撮ると、ホレ、この通り▼

愛しのシロワニ殿(鮫) in 須磨海浜水族園

シロワニにしては体色の濃いここの個体が、私の素人撮影だと更に真っ黒に写り、

シロワニ独特の身体の模様が見えない上、殆どシルエットだけの画像になってしまうのですw

これでもだいぶ頑張って補正したんですよ??? う~ん、難題だ (;一_一)

いつか私にも殿下の御姿をディテールまで綺麗に撮れますように~ (-人-)

さて、お次は、同じ大水槽ですくすくと成長中の クロトガリザメ です▼

クロトガリザメ(須磨海浜水族園)

水族館でお目にかかる機会自体少ないこのクロトガリン、締りのあるシャープなフォルムが実にカッコいい、スタイル抜群のサメですよ☆彡 私は大水槽入りして間もない頃から見てきましたが、順調に大きくなり、当初の幼い感じも抜けてきて、キレのある堂々とした泳ぎを披露してくれるようになりました! 人間でいうと、ちょうどエネルギーに満ち溢れた青年期、という頃合いでしょうか? 大水槽のルーキーですね (^_-)-☆ マックスどのくらいまで成長するのか、今後がますます楽しみです ♬

動画も撮ってきたので、是非ご覧ください▼

ちなみに、先ほど私は、クロトガリザメのことをルーキーと呼びましたが、

ここの大水槽で今一番の新顔のサメと言うと、やっぱり ドタブカ ですよね? 👇

(※2016年11月の追記!当初はドタブカに違いないと言われていましたが、その後この個体は、成長するにつれ種の区別が怪しくなってきて、園内でも「謎のメジロザメ系」ということになってしまっています。なので私は後に、種名に関係なく区別できるよう、個体別に呼び名をつけてしまいました f^_^; 今はこの子を「マリオンちゃん」と呼び、先ほどご紹介したクロトガリザメの方は、「シャリマーちゃん」と呼ぶことにしました。以後、お見知りおきを (^_-))

私がこの日見た限りでは、何故か電子パネルでも紹介されていなかったので、大物鮫の幼魚がいること自体気が付いていない来館者も多いかもしれませんが、ドタブカというと、大きくなると4m大にまで成長するメジロザメ系の大型種。それこそ、この水族館大国日本でも、飼育している水族館は数限られています。

今は小さくて可愛らしいけれど、大人になって巨大化したら、水槽の掃除を担当する

スタッフの方々にとっては、かなり注意の必要な怖~い存在になるでしょうね A^_^;

ひょっとすると、大きくなりすぎて周りの他の魚たちを食べ始める前に、

スタッフの方々の手で海に解き放たれることになるかもしれません。

(モントレーベイかどこかの水族館では、そのパターンでホホジロを海にかえした実例があるのだとか。)

人間の手に負えないときは、自然にかえしてあげるのが一番ですよね。

もちろん、そこいらの無責任な飼い主のように、近所の池に外来種を捨てたりするのではなく、

そのときには専門家の方々のアドバイスを受けながら、人にも自然界にも害をなさないよう、

あるべき場所に適切な方法で解き放ってあげることでしょう。(そう願う f^_^;)

ドタブカ(鮫) in 須磨海浜水族園

ところで、その注目のニューカマーの上の画像 👆 を、よくご覧ください。

手前に写っている胸鰭が、ちょっとおかしくありませんか?

そうなんです、前回来たときには無傷だったこの子のヒレが、いつの間にか傷付いていて、先端が今にもビロンと取れそうになっていたんです!! い、一体何があったんでしょう!??? もしや、サメを喰らうサメとして知られるシロワニが、この子を餌だと思って噛り付いたのでしょうか!??? Σ( ̄ロ ̄lll)

水槽内でのこういう事故(?)は、残念ながらそう珍しいことではないんですよねーw

有名なのは、アクアワールド大洗での、シロワニがネムリブカ(←小型の鮫)にガブッ!!と噛みついて、丸呑みしそうになった事件ですね。ネット上にそのときのシロワニの恐ろしいドアップ写真が流出して、世を震撼させました (^▽^;) 何しろシロワニは、サメ界でも随一の強面ですからねーw 見た目でだいぶ損しているように思います、シロワニさんは。

シロワニは普段岩陰で休んでいるか、ゆったりとした泳ぎで横切っていくだけの、人間にとっては殆ど危険のない大人し~いサメですが、夜には本領発揮して優れたハンターの一面を見せる夜行性の捕食者で、他の小型のサメや甲殻類や頭足類などを食べるサメです。( ←人間のように噛み砕いたり磨り潰したするタイプの歯ではなく、牙のような鋭利で細長い無数の歯で、獲物をグサッと串刺しにして、あとはそのまま丸呑みにします。それも、昼間の悠然とした動きからは想像もつかないほどの瞬発力で突然シャッ!と振り向いて、近くにいた獲物を口に収めていたりします (^▽^;) でも、丸呑みタイプの捕食方法だからこそ、人間のようなデカい生き物は餌として対象外。もちろん、馬や牛などの草食動物でも、ビックリしたり攻撃されたりしたら反撃して、時に一蹴りで人間に致命傷を与えることがあるように、人喰いではないからと安心して下手にちょっかいをかけたら、シロワニだって「こいつら敵か!?」と思って反撃してきますから、舐めてはいけませんヨw やろうと思えばできる子たちですから、馬や牛よりも遥かにずっと酷い目にあわされると思っておいて間違いないでせう f^_^;)

🎥 ナショジオ提供のシロワニ動画▼

すごい生態を目の当たりにできます!\(◎o◎)/

以前の日記でも書いたように(←リンク先の、縫いぐるみではなく実物画像から下の後半参照)、ホホジロやアオザメと同じネズミザメ目の一種であるシロワニは、母鮫のお腹の中で自分の弟妹に当たる胎仔や卵を食べ、生き残ることのできた個体だけが無事誕生できるという、驚くべき熾烈な生存競争で人生(魚生?笑)をスタートします。上の動画が、その証拠映像です!

サメの多くは卵胎生(←お腹の中で卵から孵化して、赤ちゃんの状態で誕生する)で、まるで哺乳類のようにヘソの緒を持っていたりするのですが、動画にも解説があるようにシロワニやホホジロのようなネズミザメ目のサメにはヘソの緒がなく、母鮫から直接栄養をもらうことができないので、最初の栄養源は同じ母体の中にいる他の胎仔や卵のみ。それを食べないことにはこの世に生まれることすらできないし、最悪は自分が他の兄弟分に喰われてしまうのですw (私に言わせれば、これは残虐とかじゃなく、むしろ切ない。産まれた端から甘えの一つも許されない過酷な現実を突きつけられて、一生消せない罪を背負ってお腹の外に出てくる哀しき勝者。そんな印象です 😢 )

そのへんを考慮すれば、シロワニが自分たちより小さくて丸呑み可能なサイズの他のサメを見て

餌と見なすのは、なんら不思議ではないことだな~、という気もします。生来の本能というやつでしょうw

最近では、ホホジロがダイナミックにジャンプして獲物を仕留める映像や、脅威のスピードを誇るアオザメの遊泳速度など、より危険で派手な方にばかり注目が集まりがちですが、やはりこのシロワニも、一見地味に見えて同じネズミザメ目のサメ。強さをあからさまにはしない秘めたる力の持ち主、ということで、他の有名どころの王者たちと同格の敬意を払ってやってくださいな (笑) ヾ(^^♪ (← これが自分の描く物語の登場人物だったりしたら、間違いなく私が内心一番気に入っている人物のキャラですよ、皆さん(^_-)-☆  ……って、あ、今ようやく私の本業が小説であることを思い出した人が、少なからずいますね? (-"-) そうですよ! 私は物書きです。そして、私の作品群を読んだことのある人たちならすぐに気が付くことですが、このシロワニのように、一見物静かで落ち着き払った翳のある訳ありキャラ、というのは、典型的に私のシュミのタイプです 💖 So that's why he is my secret lover !! ( ´艸`))

それではここいらで、私の撮ってきたスマスイ大水槽の最新サメ映像をご覧いただきましょうか。

ナショジオの動画のように鮮明な映像でないのが申し訳ないですが m(_ _)m、

噂のシロワニ殿下が、他の魚たちを背後に引き連れて泳ぐ雄姿が、度々拝めますよ▼

いかがでしたか~?

シロワニ以外にも、ヤジブカ(メジロザメ)、クロトガリザメ、エイラクブカ、ドチザメ、ネムリブカ、ツマグロ、ネコザメ、アカシュモクザメ等々……色んな種類のサメが登場していますが、どれが何鮫だか、わかりましたか皆さん? 私は何度も訪れるうち、顔だちで殆どの区別がつくようになりましたが、唯一見分けづらいのが、渦中のクロトガリザメとドタブカです(汗) ただでさえ、メジロザメ系は容姿が酷似していて専門家でも区別の難しい種が多いというのに、ここのドタブカの幼魚に至っては、数ヶ月前のクロトガリンにそっくりそのまま、生き写しです!! しばらくスマスイに来ていなくて、まだ瞼の裏に、水槽入りして間もない頃のクロトガリンの姿が焼き付いている私の目には、当時のクロトガリと瓜二つなドタブカが、ついついクロトガリンのように誤認されがちw 今現在の成長したクロトガリンの姿で、ちゃんとイメージを更新しておかないといけませんねーw f^_^; ← 我が子をいつまでも記憶のままの幼い姿で見てしまう親の気分??? (笑)

まあ、これからスマスイを訪れる人たちは、

左の胸鰭の先端が取れそうになっている小さい方がドタブカで、

中サイズの似たようなヤツがクロトガリだと思っておけば、見分けやすいのではないでしょうか (^▽^;)

ドチザメ(須磨海浜水族園)

タッチプールのドッチー(須磨海浜水族園)
 

さて、大物の鮫々の話題から一旦離れて、お次は100%安全種の小型鮫、

最近ではペットとして自宅で飼う人も増えているチビ鮫界のアイドル、ドチザメの登場です☆彡

まずは左上 👆 の画像をご覧ください。これは大水槽側面にある壁の穴というか、通路の途中で大水槽の中を観られるよう、覗き穴的に設けられた丸窓なのですが、何故かここに、ドッチーたちが溜まり溜まって重なり合っていました(爆) いつもこんな暗~い隅っこのスペースに陣取って、遠慮がちというか所在無さげなドッチーたち。。。 こうして見ると面白い顔ですね~(^▽^;) この角度で撮ると、鼻の穴まで見えて絶秒に可愛い 💛 ホホジロのようにギザギザしていないし、シロワニのように突き刺さるタイプの歯でもない、小さく平らな歯が控えめに生え揃っているこの口を見れば、この子たちがいかに無害な種であるかが、よく伝わるのではないでしょうか? むしろ立場的には、シロワニなどの他の鮫や、大型の哺乳類などに捕食される側。鮫といっても、食物連鎖の下の方にいる普通の魚ちゃんなのですよ(^_-)-☆

この6月訪問時、相手が海の悪党「サメ」であるからには何をしても構わないとばかりに、タッチプールのドッチーを乱雑に扱い、皆の前で尻尾を掴んで水から引き揚げようとしているマナー違反な来館者を見かけましたが、ああいうのをまさに無知ゆえの「差別」と言うのですw 映画か何かで染み付いた浅はかなイメージのために、悪者退治のつもりで虚勢を張って見せたのだろうけど、単なる幼稚な弱い者いじめで、動物虐待にほかなりませんw(怒) 非常に気分を害しました。今度見かけたらド突いてやりたい 👊 (-_-メ) ← 相当頭にきてるやん σ(^▽^;)

ってか、スタッフの皆さま、願わくば、海遊館のようにタッチプールに監視員(案内人?)を、せめて一人ぐらいは配置して、生き物を傷つけるこういうマナー違反者が出ないよう随時注意を呼びかけてください! ここのタッチプールはやりたい放題すぎですw

タッチプールのトビエイ(須磨海浜水族園)

どうにか気を取り直して・・・・・m(_ _)m、

こちら▲は、ドチザメたちと同じタッチプールの住人、トビエイです。

写真では伝わりづらいかもれませんが、かなり小さくて可愛らしいんですよ 💛

後腐れのないドライな感触のサメとは対照的な、エイのヌルッとしたウェットな感触が苦手で、

これまでタッチプールではサメしか触らなかった私も、思わずこの子にはサッと手を伸ばして、

撫で撫でしてしまっていましたヾ(・ω・*) 触られても身じろぎしないドッチーとは違い、

この子たちはデリケートなのか、すぐに逃げられてしまいましたがw

ネズミザメの剥製(須磨海浜水族園)

打って変わって迫力のある上の画像▲は、

本館2Fの本やら生体標本やらがあるスペースの天井に吊るしてあった剥製です。

下からしか見られないので定かではないのですが、この顔、この姿はたぶんネズミザメだと思います。

(※ ちなみに、寒い地域の冷た~い水の中でも体温を高く保つ機能に秀でているこのネズミザメは、

鮫の中では珍しく鮭を常食とする偏食家なので、英名ではサーモン・シャークと呼ばれています A^_^;)

それにしても、実に精巧で綺麗な剥製ですね!!

何よりも、つぶらな瞳がそのまま再現された顔が可愛らしい!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡

欲しいな~、これ。。。(>_<) うちの天井にこんなのが吊るされていて、毎晩眠りに就くとき&毎朝目覚めたときに

視界に飛び込んできたら、鮫ファンとしては至福ですよ、皆さん!!(笑) これこそまさに絶景です ✨

でもきっと、私なぞには到底手の届かない額の、ものすごーく高価で希少な代物だと思いますw

そんなわけで、値段はあえて、訊かずにおきましょうね(苦笑)

── あ、鮫話に夢中になるうち、気付けばベラボウに長~い日記になってしまっていました Σ(・ω・ノ)ノ

 最後まで読んでくださった方々、ありがとうございます! & 長々と失礼いたしました m(_ _)m

では最後に、ドタブカちゃんの傑作ショットでこの日記の締めくくりといたしませう 👇

(この写真だと、ドタブカは何やら歯を食いしばって、歌舞伎役者のような立派な面構えに見え

 ますが、実物はまだまだあどけなくて、いかにも幼魚!という小さくて愛くるしい姿ですよ 💛

 あと、よく見ると、右下の暗がりにうっすらとクロトガリンも友情出演していて、

 自慢のシルエットを披露してくれています (^_-)-☆)

ドタブカ(須磨海浜水族園)

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