夏のはじまり 草木の淡い香りが漂う中 水の声が辺りに響く 小刻みに揺れる波の上 水の妖精たちが踊っている そっと手を触れると 透き通る水が肌を撫で 不思議なトーンで囁きかける 若草色と深緑が混ざり合う岸辺が背景 円かな 密かな ここだけのオアシス 汚れない水の声が広がっていく 水面に 大気に ゆっくりと……
※この詩は、私が高校生の頃(たぶん1993~1994年頃)に書いた古~い作品です A^_^;)
10代の拙い言葉で書いたので仕方がないと言えば仕方がないのですが、一作品として
あまりに幼く未熟な印象があるので、ブログで公開するか否かかなり迷った一作です 💦 でも最近の猛烈な暑さに耐えながら、ふとこの詩を思い出し、「下手くそだけど、こういう時期に読むと何やら涼しい気分になれて、心地よい透明感があるぞ♪」という気がしてきたので、思わずUPしてみました。上手い下手の問題は脇において、感性で読んでいただけると幸いです A^_^;) ←相変わらずの恥知らず(笑) ------------ それにしても、つくづく小説「PHASE(フェーズ)」を書いたのと同じ著者 σ(^_^;) の作品とは思えないピュアな一作ですよね(笑) 当時の私がピュアだった、ということは全くなく、今と変わらぬブラックな側面やシビアな気質は当時からすでに持ち合わせていたのですが、自然美を謳うときだけ こんな調子で妙~に澄んだ表現をする一面があったんです、ハイ A^_^;) 注)この作品を一部でも引用・転載する場合は、必ず『悠冴紀作「水の声」より』と明記して
ください。自分の作品であるかのように公開するのは、著作権の侵害に当たります m(_ _)m