早くも一年の終わりが近づいてきて、街はすっかりクリスマスムードですね 🎄
実は毎年この時期になると、ただでさえ多趣味な私の楽しみが一つ増えるんですよねー ♬
その楽しみというのは、一年でこの時期にしか販売されない冬季限定のベルギービールです 🍺
ビールというと、日本人の感覚ではついつい夏の飲み物、という気がしてしまいますが、
それは喉ごし重視のドイツ風ビール(特にラガータイプ)の話であって、ベルギービールは全くの別物。種類・銘柄にもよりますが、ハーブのきいた独特の香りと、夏よりむしろ秋冬にこそ欲しくなるような濃厚な味わいを特徴としています。ワインとも違う、ビールともどこか違う、それ自体で1ジャンルを成す独立した飲み物と思ってもらっていいでしょう。(平均気温の低い国で暖を取るべく、全体にアルコール度数が高いのも特徴の一つ。10%越えしている種類も少なくありません。なので、日本のビールと同じ感覚でグビグビ飲むと、初めての人はブッ倒れるかもしれません A^_^;)
刻シラズ 215年12月来店時の画像▼
驚くほどに多種多様で、なんと1500種類近くものビールがあるため、料理に合わせて、またその時どきの気分や季節に合わせて、自在に選べる楽しさがあります!! (※なんとその多様さから、ユネスコ無形文化遺産に指定されたほどです!\(◎o◎)/) しかもその多種多様な各種ビールに、遊び心を感じさせる凝ったデザインの専用コースターがあったり、個々様々な形状で、味と香りを最大限に引き立てる専用グラスもあったりして、アイテムを揃えていく楽しみもあります。更には、それぞれの製法がいかにして守られてきたか、各ビールにまつわる歴史を紐解いていくと、これまた意外性に満ち溢れた面白い発見が色々とあって、舌だけでなく知的好奇心をも満足させてくれる 奥深~い世界ですよ (^^♪
たとえば私の中で3本の指に入るお気に入り、グリムベルゲン・オプティモ・ブルーノというベルギービールは、ラベルに不死鳥が描かれているのですが、これは元の醸造所であったグリムベルゲンという旧い修道院が、かつて何度も襲撃にあっていながら、その度不死鳥のごとく再起して、長きにわたって伝統や製法を守り続けてきた、という歴史に由来しています。ちなみに「オプティモ」というのは「最高の」という意味で、修道院ビールの中で最高の、というニュアンスなのだそうな。「ブルーノ」は茶色のこと。
イースト系の香ばしさ、チョコレートっぽい甘い香り、イヤミのない微かな酸味、年代物のシェリーのような風味、等々、複雑な香りと濃厚な味わいを特徴とする どっっっしり!!とした存在感のあるお酒です 💪 💨
アルコール度数が10~11%もある上に、「えっ、これ本当にビール!???」と驚かれるほど独特なので、あまり初心者向けではないかもしれませんけどね f^_^; 私にとっては、山ほどのベルギービールを飲み比べた上で、最後の最後に「やっぱりこの味が好きだ!」とたどり着いた選りすぐりの銘柄。姉や友人も一番のお気に入りであるロシュフォール10(トップブランドとも言うべきトラピスト・ビールの一種)、アベイデロック・スペシャル・ノエル(クリスマス限定のビール)と並んで、今では最も好きなベルギービールの一つなんです ♬
そんな、ただでさえ個性派揃いのベルギービールが、更に輪をかけて濃厚でスパイシーで
複雑な個性を発揮してくれるのが、まさに今この時期、クリスマスシーズンです!! 🎄 🎉
ベルギービールは、たとえ今現在は民間の生産工場に委託しているとしても、元々は教会や修道院で醸造されていた、というようなものが非常に多いし、そもそも宗教色の薄い日本とは、クリスマスに対する思い入れが全く違います。なので毎年冬場、本番のクリスマスに向けて、各醸造所が腕によりをかけて身体の温まる取って置きのビールをつくるのです。ハーブをふんだんに使った濃ゆ~~~いビールを、ね f^_^;
はい、そうです。私こと悠冴紀は、そういう香り高くてパンチのきいた重~い
お酒が大好物なのですよ ♬ ストロングタイプのダークエールがね (^_-)-☆
そんなわけで、つい昨日も行ってきました。
ちょうどお目当てのXmasビールが入荷されたばかりの
行きつけのベルギービール専門店、刻シラズ へ 👆 (^^♪
ここは京都の六角通りと柳馬場通りの交差点にあるビルの3F。
小奇麗で落ち着いた雰囲気のお店で、店長さんがこれまた感じのいい方なんです♬
ベルギービール専門店というと、高級志向で敷居の高いイメージがありますが、ここは上品な雰囲気とカジュアルな雰囲気とが程良いバランスで保たれていて、肩肘張らず気軽に立ち寄れる場です♬ ベルギービールに興味を持ち始めたばかりの初心者の方でも、知識の薄さを気にすることなく、店長さんに自分の好みを言えば、ピタリとハマる銘柄をオススメしてもらえたり、オーダーした料理ごとに相性のいいものをセレクトしてもらうことも可能で、幅を広げていく楽しみがあります。もちろん、すでにベルギービールのディープな世界に入り込んでいる通な人も、豊富な品揃えとディープ・トークで、肥えた舌と知的探求心ともに満足させてもらえますよ (^_-)-☆
ちなみに私は、ムードに酔いしれながらひたすら呑む、というタイプではなく、こういう場でもしっかり料理を味わいながら呑みたいタイプなので、好みの酒さえ揃っていればそれで良し、とはいきません A^_^; 酒と料理、そして場の雰囲気……と、三拍子揃って初めて自発的に通いたいと思える「行きつけの店」になるんです、ハイ。← 欲張りな吞んだくれ σ(^▽^;)
上の画像▲はすべて昨日いただいたもの。
最近は特にアヒージョにハマっているんですが、これはニンニクがふんだんに入っているので、電車などの公共の交通機関で帰宅する人や、翌朝早くから人に会ったり仕事に行く人は、要注意ですね(笑) 食べてる本人は美味しいんだけど、周りが困るw ……と言いつつ、また食べちゃいました m(_ _)m だって、秋刀魚のアヒージョって ちょっと珍しいし、やっぱり酒に合うんですよ、アヒージョは! A^_^;
美味しく楽しいひと時を過ごしたあと、私が帰りの電車の中で、
周りから静かに避けられていたことは、言うまでもない。。。(苦笑)
う~ん、食の進む美酒と、あとが臭い美食というのは、つくづく罪な存在ですなぁw ヾ(^^;)