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悠冴紀

謹賀新年2018


海遊館タッチプールのイヌザメ

一日遅れですが、皆々様、明けましておめでとうございます 🗻 🎊 \(^o^)/

今年は戌年ですが、私にとってはやはり毎年が鮫年。

なんで干支に鮫がいないんだー!!と毎度不満を抱きつつ、

開き直って鮫画像でスタートいたします(笑)

須磨海浜水族園のイヌザメ

とは言え、鮫は鮫でも、本日ここにUPしている鮫画像は

ちゃんと今年の干支に引っかけたセレクトなんですよ、皆さん ( ̄ー+ ̄)✨

鮫ファンなら誰もがフツーにその存在を知っていて、大抵どこの水族館でも見られるありふれた種類なのですが、これらの鮫々は、実は和名がイヌザメという鮫なんです。(注: 英語名は Brownbanded bamboo shark、また Grey carpetshark とも呼ばれます。) でも自分からは水族館に行かない人や、鮫に全く興味のない人にとっては、「へぇ~、そんな鮫もいるんだ!? (*_*;」という驚きの発見ですよね? 普段水族館好きや鮫好きな人たちとばかり付き合っていると、だんだんそのあたりのことを忘れがちで、「この鮫が何かは知っていて当然♪」という前提でものを書いてしまいがちですが、この機に改めてこのイヌザメについて語ろうと思います(^_-)-☆

京都水族館のイヌザメたち

イヌザメは、ホホジロやアオザメのように活発に泳ぎ回る(そうしないと酸欠で生きられなくなるような)遊泳性の鮫とは対照的に、殆ど動かない底生の鮫で、上の画像 👆 のように岩陰でじっとしていることが多い地味~~~な鮫です ^_^; 水族館で見かけても、全然印象に残らずスルーされてしまいがちな存在だけに、戌年の今年、全国の鮫ファンが挙ってブログやSNSにこの鮫の画像をUPし、珍しくスポットライトを当ててくれているのが、なんだか微笑ましい気分です ( ´艸`)

良かったね、イヌザメちゃん (⋈◍>◡<◍)。✧♡

ところで、なんでこの鮫が『イヌザメ』なんて呼ばれるのか、不思議に思っている人もいますよね?

実際、外見上はどこをどう取っても犬っぽくありませんw

名前の由来は、その仕草です。

同じテンジクサメ科のマモンツキテンジクザメほど、「うわっ、鮫が砂の上を歩いている!??Σ(゚Д゚)」と目を見張るような動きではないものの、このイヌザメも時折胸鰭を足のように動かして、海底の砂の上を這うようにして泳ぐ姿が見られます。その様子が、犬が餌や何かを探すときにフンフンと地面の臭いを嗅ぎながら歩く姿に似ていることから、『イヌザメ』という珍名がついたのだとか (;^_^A

ちなみに英名の一つ、『Brownbanded bamboo(=竹) shark』の方は、身体が竹のように細長い上に、うっすらと縞模様があって、それがちょうど竹の節目のように見えるからついた名前だろうと思われます。赤ちゃん鮫のときには右上↗の画像のように、はっきりとした(囚人服のような:笑)縞模様があります。これが成長するにつれて、だんだんと薄くなっていき、やがてあの地味~なグレー(灰褐色)の成魚になるんです。

(※ 私が右上の画像↗を撮影した当時、鳥羽水族館では、この稚魚が『へんな生き物研究室』のコーナーに展示されていて、他の来館者たちが「え? これ何? 魚???」と首をかしげていました (^^;) ちょうどその場に居合わせた私は、思わず「この子は鮫です! イモムシみたいに見えるかもしれませんが、れっきとした鮫のなかまで、イヌザメという種類の赤ちゃんです!」と力説してしまった憶えがあります (;^_^A 知らなければ、確かに魚かどうかすらわかりづらい姿ですもんね、この赤ちゃんw 皆様、これを機に覚えてやってくださいねー(^_-)-☆)

さて、ここに載せている三枚の画像 👆 は、横浜おもしろ水族館で撮影してきたイヌザメの卵の画像です。

そうです、母鮫のお腹の中で孵化して、すでに子鮫の状態になって外に産み落とされるホホジロやシロワニなどとは違って、このイヌザメは完全な卵生の鮫です。卵らしからぬ巾着のような形をしたこの不思議な袋状の卵から、あの縞模様のイモムシみたいな赤ちゃんが出てくるんですよ♪ しかも右上の画像のようにライトを当てるなりして明るくして見ると、卵の中で稚魚が動いている姿が透けて見えるんです。なかなか神秘的な光景ですよ (^_-)-☆ これが人気で、卵から購入してイヌザメをペットとして飼育する人が多いようです。イヌザメは生命力が強く比較的に飼い易い安全種の鮫ですからね♪

皆様も、鮫を飼ってみたい! というときは、是非手始めにこのイヌザメからどうぞ (^_-)-☆

……って、鮫が好きだけど自宅で鮫を飼育する予定が更々ない私が言うことではないですよね m(_ _)m

ご存じの通り、あたしゃサボテンも枯らす飼育オンチな女 σ(^▽^;) ですから、大好きな鮫を同じ目にあわすようなことは絶対にできません!🙅 ✘ 立ち直れなくなること間違いなしですからwww 今年も大人しく、飼育のプロたちが大事に育ててくれている水族館で、愛しの鮫々を観賞しようと思っておりまする、ハイ (^^;)

海遊館のイヌザメ

それでは皆様、

イヌザメ年の本年も、この鮫バカ作家の悠冴紀を宜しくお願い致しまする~ ( `・∀・´)ノヨロシク

P.S. もちろん鮫話ばかりじゃなく、これからはちゃんと本業である執筆関連の話や文学系の日記も書きますので、ご安心ください!!笑

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