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悠冴紀

飛鳥旅~彼岸花を求めて2019

更新日:2023年2月24日


ブログ報告がずいぶん遅くなりましたが、ようやく今年のリコリス日記第一弾を公開いたします!🎉

今年は8月下旬にリコリス・スプレンゲリー(薄紫)を目当てに行った馬見丘陵公園に始まり、色んなタイプのリコリスを見てきましたが、まずは、9月25日に行った明日香村のオーソドックスな紅い彼岸花(Lycoris Radiata)の模様からお届けします 👇

昨年は、より近場に気になるリコリス・スポットを見つけたことに加え、台風や地震など自然災害に阻まれて、私には珍しく明日香村を訪れずに終わったのですが、それ以前は毎年欠かさず彼岸花の咲く頃に明日香村を訪れていた私。大体何日ぐらいが飛鳥彼岸花の見ごろで、村内のどのあたりで(他の観光客に押しやられず独り占め状態で)群生が見られるか、穴場も時期も知り尽くしているつもりでした。

…… が!!

年々異状気象が進んで自然界のリズムも狂いまくっているので、今年は珍しく外してしまいました 😨

多少開花時期が前後しても、毎年ちょうどこの時期なら いい具合に満開の彼岸花が見られるはず……と思っていた25日時点でも、なんと全体にはほんの3~4分咲き程度の開花率 💧 場所によってはまだ花茎が伸びてくる途中で、蕾しか見られないという状況でした (-_-;)

昨年見事な群生を見られた馬見丘陵公園では、今年は開花が早すぎて間に合わなかった(私が行った18日時点ですでに殆ど枯れていたw)というのに、同じ奈良県内の明日香村で、まさかこんなにも開花が遅れていようとは……(>_<) 馬見の方は、普通の彼岸花だけでなく、コヒガンバナという種類や、中国産のリコリス・プミラも混ざっているそうなので、その加減でしょうか???

ですが、ご安心を!

そこは、このリコリス好きの小説家、悠冴紀 σ(#^^#)

今年は実は、後々自分の本のカバーデザインに使用するための画像を撮ってくるという目的もあり、取材も兼ねていたので、朝から晩までしぶとく粘って、どうにかそれなりに咲いている箇所を見つけてきましたから! こうなったもう、執念です!! 💨

レストランあすか野の季節の彩り御膳

とは言え、その前に、まずは食事です 🍴

腹が減っては撮影ができん!(笑)

いつものコースで飛鳥駅から赤かめバスに乗り、石舞台古墳までやってきた私は、周りを見回し「おや? 目的の彼岸花が、まだあまり咲いていない!?(*_*;」と思った時点で、早々に馴染みのレストラン『あすか野』へ向かいました。石舞台付近でまずは撮影してから食事を……を思っていたけれど、石舞台周辺は今回行った中でも一番彼岸花不作のスポットでして。。。^^; 毎年このあたりで彼岸花が見られたはず……という箇所に、一本も見かけませんでした 💧 で、どうせ咲いていないのなら、他の観光客でごった返す前にレストランで腹を満たしておこうと、その場は潔く諦めをつけたわけです(笑)

かつては昼夜逆転生活で朝早く起きられないため、いつも午後からスタートして13時過ぎぐらいにランチを食べていた私ですが、今回は11時の開店と同時に入店し、まだ人の少ない店内で、窓の外に咲く一輪の彼岸花をじっと眺めながらゆったりとランチをいただきました 😋 上の画像 ☝ は季節の彩り御膳。確かこれで1300円だったかな? 良心的な価格で、ご飯は古代米 🍚(← 確か、古代米が苦手な人は普通の白米に変更することもできるはず。)

古代米ソフト
明日香村の曼珠沙華
 

私には定番のコースで、レストランでの食事のあとは、外の売店で古代米ソフトクリームをいただきました。

これ、すっかりハマってます! 甘さ控えめの落ち着いた味わいが、古代ロマンの地、飛鳥にはぴったりな美味しさ 👍

初っ端からフルコースで食べてお腹を満たした私は、腹ごなしに、傾斜の急な長~い坂の上にある岡寺を目指しました (^^;) あそこは黄色い彼岸花が見られるお気に入りのスポット♬ はっきりとした黄色のリコリスはたぶんショウキズイセンだと思うのですが、ここのは白花彼岸花ことリコリス・アルビフローラと混じり合って、だいぶ色の薄い黄色系リコリスの群生が見られます ☝ (注:アルビフローラ自体が、元々ショウキズイセンと紅い彼岸花とが交配したものと言われているんですけどね。) でもそれも、以前ほどの開花率ではなく、かなり控えめな咲き具合でした ( ̄▽ ̄;) 残念w

白花彼岸花も今年は殆ど見かけず、ここ岡寺でも数えるほどにしか咲いていませんでした 👇 なるべく多めに咲いているところを狙って撮影しているので、写真だけ見ているといつも通りの満開具合に見えるかもしれませんが、今年は本当に不作だったんですw 私の行けなかった月末あたりに、満開を迎えて咲き乱れていたようですが 💧

岡寺(龍蓋寺)の白花曼珠沙華(リコリス・アルビフローラ)

そうそう、岡寺と言えば、山の上の方にあるスポットなので、やはり台風21号による影響が大きかったようです。周囲の山肌からの土砂崩れがひどく、未だあちこちにビニルシートが被せられ、修復中の状態でした。本堂には大きな被害がなくて済んだようですが、境内のパネルに、当時の様子が張り出されていて、思わず立ち止まって見入ってしまいました (´;ω;`)

現在接近中の非常に強い勢力の台風というやつも、21号と同じようなコースにならないか、今から心配ですね 💦

さて、岡寺へはけっこう急な坂道を登らないといけないし、境内を散策するにも、隅々まで巡ろうとすると、けっこう険しい山道を歩き回ることになるので、まだまだ暑かったこの日は、無性に喉が渇き、足も疲れてきました。そこで、坂道を降りてすぐのところにあるcafé ことだまという古民家カフェ(← 正確には元酒蔵の母屋を改装した建物)で、人気のパフェをいただくことにした私 🍨

実はここ、前々からずっと行きたかったカフェなんですよね ♬ 以前は交通アクセスの不便な外れたところにあった上に、ランチタイムなどは先々まで予約いっぱいで、気にはなるけどなかなか行けない難易度の高いお店、というイメージだったんです。それが何年か前に、私がしょっちゅう通りかかる今の場所に移転してきたので、内心「やった!」と思いました。

前回明日香村を訪れたときには、ちょうどお店が臨時休業か何かで閉まっていて、指をくわえてお店の前を通り過ぎるだけになってしまったのですが、今回ようやく入店できました \(^o^)/ 連休明けの平日にもかかわらず、お昼時は案の定満席で、私が暖簾をくぐった13時半頃には、ランチメニュー自体が品切れ状態でした 💧 でも大丈夫。私はとうにお昼を済ませ、はじめから喫茶メニューが目当てでしたから ☕

店内で販売されている飛鳥土産を見ながら暇をつぶし、食事目当てのお客さんたちがぞろぞろと帰っていったあと、カフェtimeの始まる14時にようやく席についた私。そういえば今日はまだ珈琲を飲んでいないんだった、と気づき、珈琲屋ならまち というところの豆を使ったホット珈琲と、地元飛鳥のイチジクや葡萄を使用した季節のパフェをオーダー。

待った甲斐がありました。念願の café ことだま のスウィーツは、評判通りの美味しさ&美しさでした 👍 日頃エスプレッソなどの濃い珈琲ばかり飲んでいる私には、珈琲の方は少し薄く感じられましたが (^^;)、癒しの田舎町、明日香村を散策する者にとっては、これがまたちょうどいい感じの、まろやかな味わいだなと思いました。器やトレーが、これまた趣深くて期待通りでしたしね ♬

ここは是非友達に紹介して一緒に行きたいお店。誰ぞ明日香村に誘わねば!💨

さて、食の楽しみだけは捨てたくないから運動量を増やす、という欲張りな私は、食べた分だけ燃焼せねばと、またもやテクテク歩いて彼岸花探しに。伝飛鳥板葺宮跡に立ち寄ってから、いつもなら周りに見事な群生が見られるはずの飛鳥寺へと向かいましたが、ここがずいぶん開花が遅くて、殆ど蕾でしたw 飛鳥寺を抜けた先にある入鹿の首塚周辺の田園には、ある程度咲いていましたが、それでも例年に比べると本数が少なく、やはり一足早かったか、という印象でした (-_-;)

目当ての彼岸花は少ししか咲いていないけど、何気ない日常の空気感に古代ロマンが滲み出している飛鳥独特の村景色を、暮れて行く午後の光線の中で眺め歩くのは、やはり洗われるような心地よさがありましたね ✨ 昨年来られなかった分だけ、懐かしさも倍増 ♬ 久々に癒されました。

……と、心穏やかな気分に浸りつつも、ご当地グルメには際限なく貪欲な私。café ことだま のパフェで充分お腹が膨れていたにもかかわらず、今度は和菓子の名店『今西誠進堂』へ(笑)

ここも、明日香村を訪れる度に必ず立ち寄るお気に入りの店で、微かに塩味の感じられる漉し餡の焼き餅を、毎回手土産に買って帰るのですが、店内にはイートインのテーブル席があり、その場で焼いてもらって食べるホクホクのみたらし団子が、これまた たまらない美味しさなんです 😋 🍡 ちょうど気温が落ち着いて涼しくなってきた頃だったし、いいタイミングでした♬

素朴な美味しさの団子で一服した私は、そろそろ夕方だからと早くも帰途に。。。

── つきませんでした!!(^^;)

だって、実は、ここからが私にとっての本番。

私がいつも彼岸花の見事な群生に出会えるとっておきの穴場は、このお店から飛鳥駅へと徒歩で戻っていく途中にある、河原遺跡と橘寺の間あたりや、そこから入り組んだ横道に入ったときに通りかかる、地元住民ぐらいしか通らないような細い地道、田園地帯に埋もれるように ひっそりと佇んでいる亀石付近等にあるのだから!

しかも、写真撮影困難な紅い彼岸花が、時折 奇跡的に綺麗なショットで撮れるのは、大抵西日に村景色が染まる夕方から夜にかけて。最近すっかり朝型の生活に慣れたおかげで早めに飛鳥入りを果たした私ですが、実はこのときを待っていたのです!!

そんなわけで、時期を外して彼岸花が少ししか見られなかったと言いつつ、丸一日かけて執念で山ほど撮ってきた残りの花画像&村景色を、是非アルバムにてご覧ください (^_-)-☆

※ 今回の飛鳥旅のアルバムはこちら▼

※ 過去の飛鳥旅の記事はこちら▼(ほぼ一年ごとに彼岸花を見に行ってました。)

来年こそは、ピークの時期に見に行けるかな?

またの旅日記を、お楽しみに (^_-)-☆

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