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悠冴紀

リコリス日記2018~馬見丘陵公園篇


馬見丘陵公園のリコリス!

皆様お待たせしました!

本日お届けするリコリス・レポートは、お隣の奈良県にある馬見丘陵公園です! ❁

色々あって困難を極めたリコリス取材で、「リコリスの花の命は僅か一週間。その姿を拝める期間は限られているというのに、肝心の満開時にこうも自然災害に邪魔されて、リコリスの名所自体が立入禁止や休園状態になるほどボロボロになってしまっては、もう来年以降に出直してくるほかないのかなw 今年中に満足のいく取材はできないだろうw」と、一時は諦めかけていた私ですが、ここ馬見の地で、これでもかというほど見事なリコリスの群生を見ることができました!!

執念の勝利!(笑)🎊

ではでは、まずは下のスライドショーをご覧ください☟

これはすべて、8月25日に行った初来園時の画像です。

一応公式HPで開花情報をチェックしていて、ナツズイセンが咲いています、との記事を確認してから行ったのですが、万博記念公園のときと同じく、この日は完全にフライングでした (;^_^A 正確には、紅い彼岸花を含む他のリコリスについてはフライングで、ナツズイセンには少し遅かったか、あるいは、ここの公園は初訪問の私には広すぎて、咲いている箇所を見つけられなかったのかもしれません。

地図を取り損ねたため、まだまだ暑いカンカン照りの真夏日に、自分が公園内のどのあたりをウロついているのかもわからないまま彷徨っていると、親切な公園職員の方が途中から案内してくださり、ちょっとだけ咲きかけている紅い彼岸花と、一輪だけ咲き残っていたナツズイセンらしきリコリスのところまで、連れて行ってもらえました。そのときに撮ったのが下の画像のリコリスです▼

白っぽいナツズイセン(リコリス・スクアミゲラ)?
おそらくナツズイセン
 

花びらの感じはいかにもナツズイセン(リコリス・スクアミゲラ)っぽいのですが、かなり白っぽいというか、蕾が微かにピンク色を帯びている白いリコリス、という感じでした。でもたぶん、ナツズイセンだと思います。リコリスは色味の違う他の種のリコリスの近くで地植えしていると、自然交配してだんだん色が違ってくることがよくありますからね。(追記:オフホワイトという種類のリコリスである可能性も大ですが、最初に球根を植えた人に確認するか染色体を調べるかでもしない限り、定かではありません m(_ _)m)

万博記念公園のときと同じく、かなり寂しい咲き加減・咲かなさ具合でしたが (^^;)、構いません。この日は時期的にまだ早いだろうと覚悟しつつ、園内のどのあたりで、どういう種類のリコリスが観られるのか、偵察のために行ったようなものだし、ナツズイセン自体はもう充分どんな姿だか確認しましたから。綺麗な満開は観られなくても、取材としてはすでに目的を達成していたのです。

後日改めて、他の複数のリコリス(ナツズイセンより開花時期の遅い種)が満開になる頃に再訪する前提で、この日はゆるゆると散策して参りました。猛暑の只中だったので、咲いている花は少なかったですが、園内をウロついていると、思いがけず色んな生き物たちが顔を出してくれました▼ バッタや蝉や亀や野良猫や鯉、そして、雨上がりで水が濁っていたため写真には撮れなかったけど、増えすぎた水草を食べさせるために投入されたという巨大なソウギョなど。個人的には、挑戦的な目つきでメンチをきってくるカラスが妙にインパクトがあって、可愛かったです(笑)←ガッツのある子、油断のならない悪賢そうな子がシュミのタイプ σ(^▽^;)

このブログ記事に載せているもの以外にも、色々と撮影してきたので、是非フォトアルバムの方もご覧ください(^_-) 園内の色んな風景をご覧いただけますよ。

※ 初回来園時のフォトアルバムはこちら▼

さてさて、「なんだ、リコリスをいっぱい見られたと言いながら、結局またフライングでハズレだったんじゃんw」とガッカリしているそこのあなた! ここからが本番ですよ!! 前述の通り、初回はあくまで偵察のため。その後狙い通り、再訪した9月17日に、ここ馬見丘陵公園で本当に見られたんです、色とりどりに咲き乱れるゴージャスなリコリスの絶景を!!( ̄ー+ ̄)

ご覧ください、下のリコリスたちを!!▼

いかがですか~?

かつて私が自作の詩LYCORISの中で謡ったように、まさに地上の天然シャンデリア!!

特に黄色のリコリス(おそらくリコリス・オーレア)の眩しさといったら、他の来園者たちも釘付けで、溜め息ながらに夢中で撮影していました ✨ 中国の民間伝承、魔除けの神「鍾馗さま」から取ってきた鍾馗水仙(ショウキズイセン)なんていう派手な和名(通称)で呼ばれるのも、納得ですね。神々しい美しさです!!

あと、うちのバルコニーでも開花したことのある白花曼珠沙華(リコリス・アルビフローラ)の群生も凄かったです!! 明日香村でさえ、ここまでの規模の白の群生は見かけたことがありません! あちらはやはり、紅い彼岸花(リコリス・ラジアータ)が主ですからね。ここ馬見丘陵公園だと、南エリアの三吉2号墳周辺に、紅い彼岸花が群生していました。この公園は思ったよりずっと広くて、実は私は、初回来園時には南エリアの存在を知らないまま帰ってしまい、二回目来園時のこの日、初めて訪れました(^^;) 道を挟んで橋を渡っていかねばならない離れのスポットなので、てっきり橋の向こう側へ行くと公園の敷地から出てしまうことになると思い、前回は渡らなかったのです。偵察と言いつつ、事前の下調べの甘さが浮き彫りになりましたね、ハイ σ(-_-;)

ま、ちょうど彼岸花の見ごろの時期に南エリアへも行けましたから、結果オーライということで(笑)( ̄▽ ̄)

 
彼岸花とアゲハ蝶
タンポポと蝶

タンポポにも蝶々が❁

そうそう。この日も絵になる生き物たちが出迎えてくれましたよ 👆

花の撮影には欠かせない引き立て役、蝶々たちです♪

アゲハは特に、紅い彼岸花によく寄ってきますね。

彼岸花は無臭なんですが、どこからともなく嗅ぎつけて、いい具合にモデルになってくれました 📷

リコリス・スプレンゲリーかも??
スプレンゲリーらしき薄紫のリコリス

ちなみに、私の一番目当てのリコリスは、実はリコリス・スプレンゲリーという淡い紫色(ピンクに少し青味が入り、紫寄りの色あいになる)の花だったのですが、残念ながら、今年中に訪れたどのリコリス・スポットでも、見つけることができませんでした ( ノД`)シクシク…

リコリス関係のことを書く私の新作小説の中にも登場してくる種なので、ナツズイセンと同じくらい実物を見ておく必要があったのですが、この種を植えているところは少ないようですねw ナツズイセンの親株の一種だろうと言われているリコリスなんですが。。。

とは言え、「ん? 殆ど枯れてしまっているけど、これはもしやスプレンゲリーでは???」と思われるものを、ここ馬見丘陵公園で見かけました。それがここに載せている薄紫のリコリスです。ナツズイセンも枯れかけの時期には花びらの先端が青味を帯びて、紫っぽくなることがあるので、ひょっとしたらこれもナツズイセンなのかもしれませんが、ネームプレートが見当たらなかったので、実際のところは不明です(-_-;) このポイントを覚えておいて、来年のもう少し早い時期に、再訪してみるほかありませんしねw 逆に一つ楽しみが増えました。期待大です♪

 

それはそうと、ここのリコリスは本当に取り取りで、赤白黄、ピンクや紫まで、多種多様なリコリスが観られるのですが、中には「こりゃ一体何て種類のリコリスだ!??Σ(゚Д゚)」と、疑問を抱かずにいられない微妙な色合いのものもありました。下の画像のような、ピンクや黄色、オレンジなどが混ざり合った謎めいた花々です▼

馬見丘陵公園のリコリスたち
馬見丘陵公園のリコリス
馬見丘陵公園のリコリス

 

まあ、おそらく、初回来園時に観た白すぎるナツズイセンと同様、近くの他のリコリスと自然交配して、赤みの強くなったアルビフローラや、色の薄くなったショウキズイセンといったところでしょう。白いアルビフローラは元々、ショウキズイセンと紅い彼岸花の交雑種だろうと言われていて、うちのバルコニーで開花したアルビフローラは、近くで見ると真っ白ではなくクリーム色に微かなピンクが混ざっている感じの色あいでしたしね。周りに赤い彼岸花がいっぱいあると、だんだんこういう色変化も起きてきて当然でしょう。ここでしか見られないオリジナル・ブレンドのリコリス、ということではないでしょうか?(笑)

ところで、この馬見丘陵公園の見どころは、季節の花々だけではないんですよ。

先ほど彼岸花の開花場所としてチラと触れた「三吉2号墳」のように、なんと敷地内だけで10個近い古墳があるという驚きの公園なのです!! さすがは奈良、それでこそ奈良、と言いたくなるような、古代ロマンに満ちたスポットです♪ 古墳の中にまでは入れませんが、上のナガレ山古墳は、天辺まで登って展望台のように町を一望することができるんですよ (*_*) 彼岸花と古墳なんて、まさに似合いすぎな組み合わせ、出来過ぎたシチュエーション!(笑) こりゃ登らない手はないだろうと、早速テクテク歩いて登ってきました。周囲を無数の円筒埴輪が取り囲む絵になる風景で、頂上は思った以上に高かったです。遠目に見ると、なだらかな丘、という感じで、そんなに高さがあるようには見えなかったんですが、見晴らしがよくて清々しい気分になれました ✨

馬見丘陵公園のリコリス

外郭の古墳だけでなく、石棺の展示もあるんですよ (^_-)-☆

ナガレ山古墳からは少し距離のあるカリヨンの丘付近にあるのですが、ななんと、レプリカではなく実物です!!▼

思ったより無造作に、「えっ、こんなところに(*_*;!?」と思うようなところに、むき出しの状態で展示されていたので、ギョッとしました。一つは小屋かガレージみたいな感じの屋根のある場所に(でも吹きさらしの状態で)展示されていて、もう一つは休憩所というかトイレとか自販機のある高架下みたいなところに、やはりむき出しの状態で展示されていました。誰でも触れるし、ベンチみたいに座れる状態。。。 :(;゙゚''ω゚''): だ、大丈夫なんでしょうか??? 古墳が多すぎてありがたみを感じられなくなっている地元のヤンチャっ子にイタズラされたりしないか、ちょっと心配になりました、ハイ (;^_^A

だけど、まあ、よそ者の私には、実物をこんなにも間近に見られたのは、実に美味しい貴重な体験でした。

Oh! そうそう、美味しいと言えば、花や魚を第一目的に出かけても、行く先々で必ず美味しいグルメ処も見つけてくる私ですから、皆さんももうお分かりですよね? このリコリス・レポートの締めも、お決まりのグルメネタです (^_-) 😋

事前にどこかいい食事処がないか調べてみたものの、公園周辺には特に気になるレストランやカフェを見つけられなかった私ですが、公園の敷地内に1ヶ所、常設のカフェがあるんです。北エリアにあるcafe+fというお店です。初回来店時の8月25日は、万博記念公園のときと同様、カンカン照りの真夏日だったので、冷たいパンケーキというのを食べてみました。2回目来店時の9月17日には、オーソドックスな温かいパンケーキに、メープルとマーガリンを添えて食べました。個人的には、やっぱりパンケーキはホットがいいな、という印象 (^^;) 歩き回ったあとだけに、この美味しさで生き返りました!! でも私のイチオシは、ここのコンフィチュール。コンフィチュールに対するこだわり具合は、お店のHPでも力説してありますので、宜しければご覧ください。👉お店のこだわり

どうりで美味しいわけです!

私はとにかく喉が乾いていたので、コンフィチュール・ソーダをオーダーしたのですが、絶妙~にうまく素材を活かした、程よい酸味と かなり控えめな甘さで さっぱりと仕上げられていて、まさに求めていた味そのもの!!というか、期待以上の美味しさでした ( ´艸`) 私の味覚とは違い、もっとしっかり甘いものが欲しい、という人のために、シロップも用意してあるので、甘党の方でも安心ですよ (^_-) このヘルシーな美味しさを、次はパンケーキのトッピングとして味わうのもいいかな、と思っています。ランチメニューも気になるので、今後ちょくちょく訪問せねば!(笑)

今はちょうどダリアを主役としたフラワーフェスタが開催されている時期なので、近々また馬見に行く予定です♪ リコリスの見ごろはとうに過ぎていますが、ダリアも好きな花なので、ものすごーく楽しみです♪ 皆様もフラワーフェスタのブログ報告をお楽しみにお待ちくださいね (^_-)-☆

ではでは、最後に、2度目の馬見のフォトアルバムのリンクを貼っておきますので、是非ご覧ください☆彡 どれほど贅沢な満開具合だったか、フォトアルバムを見て驚かれると思いますよ (´∀`*)ムフフ このブログ記事に載せた写真でも、ほんの一部ですから。

リコリス属の女王? 紅い彼岸花

※ 2回目来園時のフォトアルバムはこちら▼

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