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悠冴紀

日帰り六甲観光~①オルゴール館


六甲ケーブル
 

撮りすぎた写真の整理に手間取って、記事投稿がずいぶん遅くなりましたが、先月27日に友人と二人で行った六甲山の日記をUPいたします 🌺

これまで、四季の自然と、さりげなくお洒落な人工物とが融合した神戸らしいムードを求めて、布引ハーブ園を訪れることは度々あったのですが、思えば 六甲 へは行ったことがなかったと気付き、ふと思い立って訪れることにしたんです。正確には、私は子供の頃、震災で家を失うまで東灘に暮らしていた祖母に連れられて、一度だけ六甲へ行ったことがありました。でも当時は、単に地元民である祖母の日常の買い物に付き合って、六甲牧場の売店に乳製品を買いに行っただけで、「そういや、道々ヤギを見かけたような憶えがあるな~」という程度の薄~い記憶。観光としてあれこれ観に行くのは、今回が初めてだったわけです。

比較的近場でありながら、何やらもっとずっと遠いスポットのような気がして、長い間訪れる機会のなかった六甲ですが、いざ思い切って行ってみると、梅田から阪急普通電車で乗り換えなしの一本で六甲駅に着き、そこから市バスで六甲ケーブル下まで行って、あとはケーブルで山上駅へ。。。 思うより交通の便が良くてスムーズに行けるスポットだと、今回はその行きやすさにちょっと安心感を覚えました。これならば、今後また思い立ったときに日帰りで行ける♪と。(ただ、特急では六甲に停まらない点と、間に市バスや山上バスを乗り継ぐ手間が入る分、布引ハーブ園へ行くよりは少し交通費がかさむし、時間もかかる。ということで、年パスを購入して行きまくるまでには至りませんが (;^_^A たまに行くからこそありがたみがある、という距離感で、ちょっとした小旅行感覚ですね♪)

 
六甲山上バス

ケーブルで山上駅に着いてからは、ケーブルと同じグリーンと赤を基調とした山上バスで、各施設へ向かいます。最初はてっきり、山上駅から徒歩で山上施設を巡れるものと思っていたのですが、私たちは事前に六甲・まやレジャーきっぷなるものを購入していて、その中に乗降フリーの山上バスの切符もついていたので、ちょうどいいタイミングで出発するところだった山上バスに、とりあえず乗ってみたんです。

するとまあ、想像していたより険しく曲がりくねった山道を、けっこうな距離で走ってやっとのことで最初の目的地 オルゴール・ミュージアム に行きつきました (◎_◎;) バスに乗っていたのは僅か十数分だったと思うのですが、あの道を徒歩で駆け登るのは無謀です (゚д゚lll) まず、歩道らしき歩道が見当たりませんでしたしwww

レジャー切符、事前購入しておいて正解でした 💦 いちいち小銭でバス料金を払うのも手間ですしね。

…… とは言え、主要な山上施設はまとまった地域に集合しているので、どれか一つの施設までバスに乗っていけば、そのあとは徒歩で全部巡ることができますので、これから訪れようと思っている人はどうぞご安心を!!(^▽^;) 私たちはケーブル山上駅に一番近いオルゴール・ミュージアムからスタートしましたが、その後は楽々徒歩で周遊できましたから、不便な点は一切ありませんでしたよ♪

 
六甲山オルゴール・ミュージアム
オルゴール・ミュージアムのエントランス

さて、見どころたっぷりの六甲山上施設の中でも、本日はそのオルゴール・ミュージアムに焦点を当て、山ほどの画像と共に、ここでしか味わえない独特のムードをお伝えしたいと思います (^_-)-☆

まず、上の画像☝はオルゴール・ミュージアムの正面口です。けっこう年季の入った洋館(ドイツ風?)、という印象で、歴史を感じました、歴史を。

受付の順番待ちをしている僅かな時間に堪能したエントランスの装飾も、趣深くて良かったですよ♪ 頭上の照明からして、神戸らしいセンスが光っていて、お洒落でした☆彡

……ですが、館内の模様をお届けする前に、一つ触れておきたいことがあります。オルゴール・ミュージアム前のバス停で降車して、ゲートに向けて道を渡った瞬間、まず私の目に飛び込んできたのは、今回の第一目的と言っていいほど期待していた花、ワスレグサ属ユリ科の ニッコウキスゲ です!!

下の画像をご覧ください▼

六甲のニッコウキスゲ

これ、何かに似ていると思いませんか?

── そうです!!

私と言えば、鮫とリコリス(彼岸花のなかま)!

この花が放射状に咲いていたら、リコリス属の花々そのものだ!と、事前に写真を見て思っていたんです。数年前にうちのプランターで開花した黄色系のリコリス(残念ながら、ここ何年も咲いていませんがw)が、ちょうど写真で見るこの花に瓜二つだったので、なんだか懐かしくなって、「六甲に行ったら、絶対にこの花を見つけるぞ!」と意気込んでいたんです。それがまさか、最初のスポットであるオルゴール・ミュージアムのゲートで、早速この花に出迎えられるとは。幸先のいいスタートで、初っ端からテンションが上がりまくってしまいました \(^_^)/

リコリスは英語圏ではハリケーン・リリーと呼ばれているくらいなので、やっぱりユリ科の花々に似ているんですね ♪

放射状ではないけれど、出会えて良かったです。初めてのニッコウキスゲ♪♪

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※参考までに、過去にうちのプランターで育てていたリコリス属の花々の画像を、以下のページでご覧いただけます▼

(リコリス好きが高じて思わず書いた自作の詩の投稿ですが、その解説部分でリコリスについてあれこれ書き、私の撮影した画像や動画を載せています(^_-)-☆)

※彼岸花(曼珠沙華)をテーマにした詩もあります。ここでも、解説部分で彼岸花特有の生態や、私が彼岸花のどういうところに魅かれているかなど、あれこれ力説しつつ、うちのプランターで開花した彼岸花の画像や、毎年のように訪れている明日香村の彼岸花画像をたくさん載せていますので、是非あわせてご覧ください▼

 
星空コンサートの案内
特集コンサート『星空とオルゴール』
 

さて、ずいぶんじらしてしまいましたが、

いよいよオルゴール・ミュージアムの中へ踏み入りましょう!

まずは上の二枚の画像をご覧ください▲

私たちが入館したとき、ちょうど期間限定の 特集コンサート『星空とオルゴールというのをやっていて、二階のホールに案内されました。外は真昼間でしたが、ここは演奏中プラネタリウムのような空間になり、異質感満点の別世界のムードを満喫できました☆彡

年代物の貴重で巨大なオルゴール!

オルゴールというと、ついついメルヘンチックな宝石箱風の小さいものばかり想像してしまいがちですが、このミュージアムのオルゴールは、そういうオルゴールに興味のある人たちよりも、むしろアンティーク好きにオススメしたいような、旧くて格調高いどっしりとした存在感のあるものばかり。まさにここでしかお目にかかることのできない希少な品々、人類の財産です。特に堂々中央に佇むパイプオルガンのような自動演奏楽器には、圧倒されました! どれもこれも、スケールが違います!!

コンサートのあとで照明を明るくして、自由に撮影する時間もいただけるので、かつて京都の骨董屋に勤めていた私なぞは、もう夢中で無遠慮に撮りまくってきました(笑) ここに来るまでは、私は少女シュミなものが全般苦手な男キャラだからオルゴールも特に興味ない、とか思っていたのに、すっかり気に入ってしまいましたよ、このミュージアム (^▽^;)

可愛らしいどころか、私目線には、荘厳としてカッコいい空間でした!! 👏

それはそうと、 朝から何も食べていなかった私は、コンサートが終わるなり、とにかく空腹を満たすことにしました (^^;) タイミングの問題でコンサート観賞が先になってしまいましたが、当初の計画では、まず最初にこの シュトラウスCafe のブランチでスタートするはずだったんです▲

これまた味のある空間だと思いませんか~、皆さん?

ここはオルゴール・ミュージアムの中(2F)にあって、ちょうどコンサートホールを出てすぐのところにある向かい合わせのレストランです。私たちは外の景色が見られる窓際のカウンター席で、少し遅めの昼食を取りました。今回オーダーしたのは、季節の限定メニュー『スキレット・グリルチキン(モロッコ風)』です。レモンとプルーンが違和感なく爽やかにメインディッシュの味を引き立てていて、美味しかったです!!

そこいらの植物園や水族館の中にあるお店だと、不健康なファーストフード店か、割高で味がイマイチなファミレス風の店ぐらいしかなかったりしますが、ここは内装から料理まで、非常にレベルの高いお店でした! さすが洋食と洋菓子の街、神戸!! も少し近場だったら、絶対にリピートして、来る度ゆったり寛いでしまうことでせう ( ´艸`) ← 相当気に入っている 👍 💛 ✨

 
オルゴール・ミュージアムの中庭に咲く花々
ミュージアムガーデンの池に咲くスイレン
 

ヨーロピアンムード満点の空間でゆったりと食事をしたあとは、少し中庭を散策してみたのですが、あとで訪れる高山植物園といい勝負をするくらい取り取りに四季の花が咲き誇っていて、盛りだくさんな空間でした!!

目で観て楽しめるというだけでなく、元気いっぱいに大合唱するヒグラシの声や、それに対抗するように歌う季節外れな(笑)ウグイスの声、そして時折重低音で割り込んでくるウシガエルの声など、予期せずして大自然のコンサートを楽しめて、感激してしまいました!!\(^_^)/ なんという贅沢でしょう!!!

オルゴール・ミュージアム中庭の巣箱
ミュージアム中庭の池にいたウシガエル
 

実は私、長年の大阪暮らしですっかり自然から遠ざかり、内心動植物に飢えていたので、水族館や植物園や奈良旅などで自然の一部に触れることで、どうにか目を癒してきたものの、耳が満足していませんでしたw 特にヒグラシの声は、かつて兵庫の田舎に暮らしていた頃、その鳴き声を睡眠導入歌にしていた記憶があって、個人的に非常~に思い入れが強く、思わず一作ヒグラシ幻想曲なる詩を作ってしまったほどです σ(^▽^;) どうにか近場で今一度ヒグラシの声を聞けないかと、奈良や京都や滋賀の田舎をフラッと訪れたりもしましたが、時間的な問題か、何故だかその声を聞く機会を全然得られませんでしたw

なので、ここに来て思いがけずヒグラシの声を聞くことができて、もう言葉では言い表せないほど感無量でした!!

山上施設の中でも、まだ最初の一施設しか訪れていない「はじめの一歩」の段階だというのに、ここだけですでに丸一日分の楽しみを果たした気分。実に濃いスポットでした (^v^)

💡 あ、ただし、ここのヒグラシたちは元気がありすぎて、かつて兵庫の田舎で聞いていたようなシックで控えめなカナカナ声とは全然違っていたんですけどね (;^_^A あとで訪れたガーデンテラスのガイドさんが思わず「ちょっとうるさいんですよ 💢」と愚痴ってしまうほど、本当にものすごい大合唱です (^^;) ミンミン蝉も負けるほどの力強い声(正確には音ですが)で、その音量を競い合おうとしているかのように、方々からカナカナカナカナ!!と呼応していて、さすがの私も、とてもじゃないけどこの声を睡眠導入歌にすることなんてできやしないw、と思うほど 💦 絶対に不眠症になっていたはずです、ハイwww 笑

── でも!!

それでも聴けて良かったです!!

元気がいいのは、ここの自然環境が健全な証拠!

うるさいヒグラシ、大いに結構ですよ!!(笑)

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ではでは、ひとまず今回はこのへんで。

次の日記では、高山植物園とカンツリーハウスの模様をお届けします。

お楽しみに (^_-)-☆

※フォトアルバムはこちら▼

(ミュージアム内部の貴重なオルゴール画像やカフェの様子、中庭の花々の画像まで、一通り掲載しています!)

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