皆々様、お待たせしました~!
本日お届けするのは、2019年6月18日に初来館した仙台うみの杜水族館の、鮫を主役とした記事です。
仙台小旅行の全容は先日UPしたこちらの記事をご覧ください▼
(※ 交通手段や宿の話から、ご当地グルメや、ギリギリセーフで被災せずに済んだ地震の話題まで、プチ旅行記としてまとめています。)
先日公開した日記でも明らかにした通り、私が今回はるばる大阪から仙台へ ✈ 飛んでいった第一目的は、現時点の日本国内では、ここ仙台うみの杜水族館でしか生体展示していない貴重な鮫、ヨシキリザメを観に行くことでした。なので、私が館内での殆どの時間を、そのヨシキリザメの水槽に貼り付いて過ごしていたことは言うまでもないのですが(^^;)、その前に、ちょっとお待ちを!
この水族館で観られる鮫は、ヨシキリザメだけではありません!
前回の旅ブログではヨッシーの話しかしませんでしたが、ほかにもちゃんと鮫はいたのです。
そんなわけで、本日は順を追って仙台うみの杜水族館の鮫たちをご紹介していきます(^_-)-☆
まず、入館して順路通りに歩いていくと、最初に『マボヤのもり』というZONEを通りかかるのですが、そこで早速来館者たちを出迎えてくれるのが、このドチザメたちです 👆 そう。ふと見上げると、頭上にドッチーたちの可愛いお腹が現れるのです(笑) まるで飛んでいるかのよう 🐦
ほかの来館者たちの目にどう映るかは知りませんが、鮫好きの私の目には、実に微笑ましい光景です ✨ ヨッシーとは違って、全国どこの水族館にも必ずと言っていいほどいる ありふれた種とは言え、初っ端からこの見せ方だと、テンション上がりまくりです!💨 ありがとねー、ドッチーたち (⋈◍>◡<◍)。✧♡
そのまま先に進むと見えてくるのが、水族館のハイライトとも言うべき『命きらめく海』のZONE、この大水槽です!▲
これはまたまたテンション上がりますねー!! 💃 💨
視界にこの光景が広がった瞬間、多くの来館者たちが「わっ、綺麗~ 💖✨」と、感嘆の溜め息を漏らしていました 👍
先ほどマボヤのもりZONEで歓迎してくれたドッチーたちが、ここでも複数観られるのですが、そのドチザメによく似たシルエットのホシザメ(メジロザメ目ドチザメ科ホシザメ属)も、一尾ならず見かけました▼
関東方面の水族館でもよく見かける鮫なので、こちらも大抵の来館者の目には、珍しくもないありふれた鮫のうちなのでしょうけど、実は関西の水族館では、何故かホシザメを見かける機会はあまりありません。少なくとも私は、何年か前に京都水族館で一尾見かけた記憶があるくらいで、以来、常設展示のホシザメを全然見かけていません(見落としているだけかもしれませんが)。須磨海浜水族園で『鮫の赤ちゃん産まれまし展』という企画展をやっていた時期に、ホシザメの赤ちゃんの限定展示がありましたが、企画展終了と同時にどこかへ消えてしまいましたしね (;^_^A
そんなわけで、私個人的には、この場で久々にホッシーが観られたのは、嬉しいオマケでした ♬
全国的に見て希少価値は認められないにしても、私はこのホッシーがけっこう好きで、背中のドット模様が光を受けてキラキラと輝く姿は、まさに海に散りばめられた満点の星 ☆彡 以前訪れた茨城県のアクアワールド大洗では、このホシザメたちの幼魚がいっぱいいて、色白の背中をキラキラとさせながら泳ぎ回っていた美しい光景が、今も瞼の裏に焼き付いています。
願わくば、私が年パスをもって足繫く通っている地元関西の水族館にも、ホシザメを入れてもらいたいですね 💦
それもできれば、キラキラと水槽が輝いて見えるくらい、多めに入れてもらいたいです。
私にとっての水中プラネタリウム、ということで(笑)
ちなみに、この広々とした大水槽に住まう鮫は、ドッチーやホッシーのような小型の鮫だけではありません。
今はまだ小さい個体ばかりですが、アカシュモクザメの幼魚も三尾見かけました。
将来きっと大きくなって、立派な泳ぎを披露してくれることでしょう 👍
さて、コンセプト通り、地元東北の海の模様を垣間見せてくれる1F 日本の海のエリアを、そのまま先に進んでいくと、今度は『親潮 冷たいうみ』というところで、深海鮫の一種アブラツノザメ(ツノザメ目ツノザメ科ツノザメ属)に出会えました!! これまた関西圏の近場の水族館では見かけない鮫なので、私はここですっかりウハウハ状態になり、夢中で写真を撮りまくりました!(笑) やった~\(^_^)/
私がこれまでにこの鮫を見かけたのは、大阪から夜行バスで10時間近くかけて行ったアクアワールド大洗のみ。
しかもあのときは、あまりにも水槽が暗すぎて、目を凝らしてもその姿、その顔がよくは見えず、同じ水槽に入れられていた近縁種のフトツノザメと、どっちがどっちだか区別できませんでした。シンプルな無事のグレーの背中を持つフトツノザメに対して、アブラツノザメは、左上の画像↖のように、背中に白い斑点が観られるはずだったのですが、それがまるで見えないほど、大洗の水槽は暗かったのです ( ノД`)シクシク…
(※ 参考までに、そのときのアクアワールド大洗のブログ記事は こちら
※ 私が独自に作成したアクアワールド大洗の鮫専用ページは こちら )
私の写真だと、これでも充分暗いと思われるかもしれませんが、大洗に比べると、ここの水槽はかなり見やすく、初めて本当の意味でアブラツノザメの顔をちゃんと観察することができましたヽ(^o^)丿 深海の生き物たちがいる水槽なので、あんまり明るくするわけにはいかないけれど、ところどころいい具合に光の当たる場所に、この子たちが通りかかってくれるので、その瞬間を狙ってカメラで待ち構える私…。
心行くまでアブラツノザメを観察できて、大洗での無念をスッキリと晴らせたのでした(笑)
🎥 この子たちのいる水槽の動画も撮ってきたので、是非ご覧ください▼
スリムなヒョロ長いボディに、丸みのある可愛い尾ビレ、時折キラッとして見える円らな瞳に、私好みのツンと尖った鼻先(吻)、そして、ちょっと抜けた印象のある漫画のような口。アブラツノザメちゃんたちは、やっぱりめちゃくちゃ可愛かった (⋈◍>◡<◍)。✧♡
あ、ちなみに、動画のはじめに映っている、まだら模様の身体を微妙な角度に曲げながら、うねうねと泳いでいた太めの鮫は、ナヌカザメ(メジロザメ目トラザメ科ナヌカザメ属)です。こちらはアブラツノザメとは違って、関西の水族館でもよく見かける鮫です。鳥羽水族館にもいっぱいいました。ただ、大抵いつも、どの水族館でも、このナヌカザメは目を瞑ってグウグウ眠っているか、目を開けていたとしてもピクリとも動かずに静止しているのですが、ここのナヌカはやたら元気に泳ぎ回っていました。こんなに積極的に動いているナヌカを見たのは、初めてかも? しかもこの、狭い水槽で凝った身体をほぐそうと柔軟体操でもしているかのような、なんとも言えない変な動き(笑) 笑わせてもらいました (^▽^;)
隅っこの方には、やはり爆睡中のナヌカザメもいたのですが、同居者のタカアシガニたちに踏みつけられて、一見すると串刺しにされているようにも見えたので、子供連れで来ていた他の来館者が「あ、なんかこの下敷きにされてる魚、カニさんに食べられてるみたいだよ 💦」とか言っていました (^▽^;)
いや、ナヌカザメはよくタカアシガニと同じ水槽にいるけれど、餌食にされてるわけじゃないから、ご安心を!(笑)
でも確かに、痛くないのかな?と不思議に思いますよね。普通、ここまでチクチク乗っかられたら、居心地悪くて移動しそうなものですが、それでも微動だにせず眠りこけていました 💧
さすが、漁師に吊り上げられ陸に放置されても7日間生き続けたという逸話からその名がついた七日鮫(ナヌカザメ)。ギネス級の図太さです(笑)👏
そんなナヌカザメやアブラツノザメたちの水槽の近くには、ちっこいトラザメたちの暮らす水槽もあります。
丸みのある胸鰭と、あどけない顔立ちが愛くるしい子たちです。
👇 そのトラザメたちの水槽内に、何げに袋状の卵が二個落ちているのを発見! でもこれがトラザメちゃんのものなのか、右横のカスベの産んだものなのかは、私の素人目線では判別できませんでした m(_ _)m 誰か教えて~ (^▽^;) 💦
(追記!この記事を公開して程なく、早くも回答が得られました! 我らが関西サメ会選任博士のFさんが、この写真の卵は、いずれもトラザメの卵で間違いないと教えてくださいました! 今ご自身で育てていらっしゃるのだとか。さすが 👏)
さてさて、それでは、次はいよいよ今回の主役ヨシキリザメ(メジロザメ目メジロザメ科ヨシキリザメ属)のいるZONE、『大漁 宝のうみ』です!! 👇 まずは画像をご覧ください。
いかがですか~、皆様?
鮫が特に好きではない方でも、この子なら可愛い、美しいと思いませんか?
Blue Shark という英名の通り(注:和名のアオザメとは別種です)、神秘的なインディゴブルーの背中と、真っ白の綺麗なお腹、すらっとしたしなやかな身体付きに、真ん丸の大きな黒い瞳。さすが世界で最も美しい鮫と謳われるヨシキリザメ、うっとりと見入ってしまう麗姿です ✨ (⋈◍>◡<◍)。✧♡
この仙台うみの杜水族館のヨシキリは、今はまだ1mにも満たない幼魚なので、妖艶というよりは、ちょろちょろと泳いでいるあどけない姿が印象的な、可愛らしいチビッ子です。これからの成長が大いに期待されますね!!
ちなみに、アオザメほど高速に泳ぐタイプではないですが、ヨシキリザメもけっこうな距離を泳ぎ回る回遊魚の一種で、常に泳ぎ続けていないと生きられない鮫です。止まっていても噴水孔という器官があるため、海水を循環させて酸素を取り込むことのできるドチザメやトラザメのような種に比べ、各段に飼育困難な種であることは言うまでもありません。
ここ仙台うみの杜水族館は、そのヨシキリザメの長期飼育に挑戦されているところで、つい今年の4月に、記録を更新されたのだとか。この子の先代たちはもっと大きい個体だったんですが、この子より短い期間しかここの水槽では生きられなかったということですね。やはり成魚よりも幼魚の方が、新しい環境に馴染みやすいのかもしれません。
私が来館したこの時点で、327日目。
頑張って一年以上生き延びてもらいたいですね!!
いや、一年と言わず、是非とも立派な成魚に育ってもらいたいものです!!💪💨
🎥 このヨッシーの動画も作成しましたので、是非ご覧ください▼
いやあ、本当に行った甲斐がありましたよ~!!
この子を見るためだけに決めた弾丸仙台旅 ✈
可愛くて、美しくて、めちゃくちゃ癒されました!!!(⋈◍>◡<◍)。✧♡
この手の飼育困難な鮫は、つい前日まで元気そうに泳いでいても、タイミングの問題で、私が訪れたその日には力尽きて水槽から姿を消していた、なんて可能性も、充分にあり得ました。そこを踏まえて、半分賭けのつもりで飛んで行ったので、無事にその姿を拝むことができたのは、本当に幸運だったとしか言いようがありません。
こんな貴重な機会を与えてくださった飼育員の方々、関係者一同様、そして渦中のヨッシー、みんなみんな、どうもありがとう!!(人''▽`) また会う日まで、お元気で (@^^)/~~~
って、いやいや、
まだこの仙台鮫レポート、終わっちゃいませんよ、皆さん!ヾ(ーー;)
最後にもう一種、他の鮫にも会えたんですから!💦
花形キラキラのヨッシーに比べると、非常~に地味な存在なのですが、イヌザメ(テンジクザメ目テンジクザメ科テンジクザメ属)の幼魚もいたんです 👆
第一目的のヨッシーを見たあと、途中から順路も無視して館内を闇雲にウロウロしていた私。あっちを見てはまたヨッシー水槽に戻り、こっちで餌やりショーを見てはまたヨッシー水槽に戻り、一時はどこを見たんだか見ていないんだか訳が分からなくなって、「あれっ、ここはさっきも通ったような???」と、そう広い施設でもないのに殆ど迷子の状態だったんですが、その延長で、2Fのどこかを彷徨っていたときに、最後の最後に出会った鮫が、このイヌザメでした。
イヌザメも、殆どどこの水族館でも見かける定番の鮫で、別段珍しい存在ではないのですが、ここのイヌザメは、ちょうど私がこれまでには見たことのないサイズ感で、赤ちゃん鮫でもなく成魚でもないヒョロ長い幼魚たちでした。(← もっと小さい赤ちゃん鮫のときには、体全体に白と黒の縞模様があり、イモムシみたいな姿をしています。その縞々が、成長するにつれだんだん薄くなっていくのですが、長い身体に薄っすらと残る縞模様を竹に喩えて、英名では Brownbanded Banboo Shark とか呼ばれています。和名で「イヌ」とつくのは、胸鰭を脚のように動かして海底を這うように進むしぐさが、犬っぽいからとのこと (^^;))
ところで、生きた鮫の中では、私が最後に見つけたのはイヌザメでしたが、ここ仙台うみの杜水族館では、思わぬところにも鮫的要素がありました! それがこの上下の画像です▼▲
そうです!
フードコートにも、デカデカと鮫の姿が見受けられたのです(笑)
特にこの、使用済みトレーや食器の返却口には、吹きました(笑)
豪快でいいですねー、こういうの 👍
ショップのお土産ものにも、パッケージに鮫のイラストがプリントされていました♬
こちらはこの水族館ならではのヨシキリ柄! 側面後方には、フードコートと同じホホジロザメの姿もありましたが、中のクッキーにも、ヨシキリ柄のプリントがあるとのこと。これは迷わず買って帰りました。友人にプレゼントしたので、中のクッキーは撮影できませんでしたけどね m(_ _)m 気になる人は、自分で買いに行きましょう(笑) もちろん、実物の生きたヨシキリザメの姿を拝んでから、ね (^_-)-☆ (注:私が購入したのはあくまで2019年6月18日時点。その後もずっと同じ商品が販売されているかどうかは、私にはわかりかねますので、ご了承ください (;^_^A)
そんなこんなで、丸一日フルに鮫を堪能できた仙台旅でした✌
※ フォトアルバムはこちら▼
(山ほど撮ってきました、ヨッシーたち!笑)
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